PhotoshopなどのCSとCCの違い
- PhotoshopなどのCS、CCシリーズって何?
- CS、CCの違いを知りたいです
Photoshopなどで有名なAdobe社の製品にはCS、CCの2つの商品タイプがあります。そのCS,CCについてよくある疑問を解決します。
今回は実際に2つのシリーズを使った経験を踏まえて解説をしていきますので、この記事を読めばCSとCC2つのちがいについて理解が深まるはずです。
記事前半では「CS、CCシリーズについて解説」をしていき、記事後半では「CS、CCシリーズの比較」をしていきます
CSシリーズとは
以前までのPhotoshopなどAdobe製品のソフトウェアを「Adobe Creative Suite」(略してCS)と総称していました。基本的にゲームソフトや一般商品のように買い切りの商品でした。アップデートなどで機能差はありますが、基本的にできることは同じです。
「Photoshop」を例に特徴をまとめると以下のとおりです。
- 最新は2013年リリースのPhotoshopCS6
- 現在CS6を含むCSシリーズのアップデートなどのサポート終了
- 価格は10万円前後(公式では販売終了のため代理店などで購入するしかない)
CCシリーズとは
CSの後に誕生したのが「Adobe Creative Cloud」(略してCC)です。大きく変わったのが買い切り商品ではなく、アマゾンプライムなどのように月間または年間契約購入になったことです。
いわゆるサブスクリプション形式になったAdobe製品ですが、他にも変わった点があるので先ほど同様「Photoshop」を例に特徴をまとめます。
- 契約中は常に最新バージョンにアップデートできる。
- ほかのAdobe製品とクラウド経由でスムーズに連携できる。
- 月間契約価格は 3,480円/月
- 年間契約価格はフォトプランが最安値で税抜11,760円/年(980円/月)
CSシリーズとCCシリーズの比較
それぞれのシリーズの特徴を踏まえながら比較をしていきます。
価格の比較
CSシリーズは買い切りなので一度購入すればそれ以上お金はかかりません。しかしCCシリーズは期間契約購入なので、使用する期間が長くなればそれだけお金がかかります。
またまた「Photoshop」を例に考えます。PhotoshopCS6は価格が約10万円前後します。PhotoshopCCは最安値で 11,760円/年です。なのでPhotoshopCCを12年以上使用する場合はCSシリーズを購入するほうが価格的にはお得になります。
機能の比較
CSシリーズは2014年に最新のCS6シリーズのサポートが終わっていますのでそれ以上機能はあがりません。
しかしCCシリーズは常に最新バージョンを使用できるので、最新機能はCCシリーズが断然優位といえます。
サポートの比較
さきほど同様にCSシリーズはサポートが終了しています。
一方でCCシリーズは常に最新のものを使用できるので、OSの関係上使用できなくなるなどの可能性が少ないと考えていいと思います。
まとめ
長期的にAdobeソフトを使用する場合CSシリーズのほうが安く使用できる場合があるが、CCシリーズのほうが機能やサポートが充実しています。