【ZBrush】ダイナメッシュとサブディバイドとは何?
- ZBrushのダイナメッシュとサブディバイドって何ですか?
- ダイナメッシュとサブディバイドの使い方を知りたい。
- ZBrushでポリゴンのカタチが変になってしまった。
このような疑問を解決していきます。
ZBrushで作業をしているとポリゴンの密度バランスが崩れることが多いです。そこで、ダイナメッシュとサブディバイド機能を活用するとポリゴン密度をうまくコントロールすることができます。
この記事では、ダイナメッシュとサブディバイドの違いとそれぞれの使い方を解説していきます。
メッシュ機能を活用してスピーディかつ質の高いスカルプトモデリングを実現しましょう!
ダイナメッシュとサブディバイド違い
ダイナメッシュはポリゴン密度を再計算する機能で、サブディバイドはポリゴン密度を上げる機能です。
つまり、ポリゴン密度を均一にするか、増やすかが違うポイントです。
ダイナメッシュとは
ZBrushのダイナメッシュ機能はポリゴンの密度を均一になるように再計算してくれます。
例えばMoveブラシでモデルをびよーんと伸ばすとします。すると、ポリゴンの流れが乱れてしまいスカルプトするのが難しくなります。そこでダイナメッシュを使うと乱れたポリゴンが均一になり、スカルプトしやすくなります。
サブディバイドとは
ZBrushではモデルに解像度レベル(サブディビジョンレベル)を追加して、低ポリゴン数と高ポリゴン数を切り替えながら作業することができる機能があります。それがサブディバイドです。
高ポリゴン数になると大まかな変形が難しくなるため、低ポリゴン数に切り替えることで変形などの作業をしやすくします。
ダイナメッシュとサブディバイドの使い方
それでは、実際にダイナメッシュとサブディバイドを使ってみましょう。
ダイナメッシュの使い方
ツール>ジオメトリ>ダイナメッシュ からダイナメッシュをオンにできます。ダイナメッシュがオンになっている場合、Ctrl+背景ドラッグをすることで簡単にポリゴン再計算ができるので覚えておきましょう。
そのほかいろいろパラメータがありますが、基本使用するのは解像度のパラメーターです。
解像度が高いほど、ポリゴン再計算時のポリゴン密度が細かくなるので、数値を調整しながらダイナメッシュをかけていきましょう。
サブディバイドの使い方
ツール>ジオメトリ>ディバイド からサブディバイドを実行できます。
ディバイドボタンを1回押すごとに、サブディバイドレベルが1つ追加され、ポリゴン密度が約4倍になっていきます。
また、すべて四角ポリゴンで構成されたモデルのみ サブディビジョンを再構築 で低いサブディバイドレベルを追加することができます。
ディバイド時にモデルにスムーズがかかりますが、スムーズをオフにすることで形を変えることなくポリゴン密度を増やすことができます。
サブディバイドレベルの調整
ディバイドを実行するとサブディバイドレベル(以下SubDivレベル)が追加されます。
ツール>ジオメトリ>SubDivスライダー を操作することでSubDivレベルを変更できます。
間違えてSubDivレベルを追加した時などは、下位レベル削除または上位レベル削除 で上下のSubDivレベルを削除することができます。
まとめ
ダイナメッシュはポリゴン密度を均等にする、サブディバイドはポリゴン密度を増やす、という違いがありました。
ZBrushのモデリングにおいてどちらの機能もよく使う機能なのでぜひ覚えておきましょう。