5分で上達!?イラストを上手く見せる6つのテクニック【絵を練習する時間がない人必見】
この記事で分かること
- 自分のイラストの見た目を上げる
- もっと絵の見た目をよくするテクニックってないですか?
- イラストを上手く見せるコツを知りたい
今回はこのような悩み、疑問を解決していきます。
イラスト上達のためにデッサンや描き方を学ぶ人は多いと思いますが、それ以外にも重要な要素が「テクニック」です。
実際に多くのプロが、イラストを良く見せるためのテクニックをいくつも使用しています。上手く見せるテクニックはプロの現場でもとても重要な要素なのです。
この記事では、私もイラスト制作でよく使う「絵を上手く見せるテクニック」をイラスト付きで解説していきます。
すぐに効果を実感できると思いますので、ぜひ同じように試しながら記事を読んでいってもらえるとより良いと思います。
イラストテクニックは時間がない人にオススメ
イラストをうまく見せるテクニックは、絵の練習に時間をかけれない人に特におすすめです。
イラスト上達のためにデッサンなどの勉強をすると思いますが、デッサンで上達が実感できるようになるまでにはかなり時間がかかります。
一方で、絵をうまく見せるテクニックは、イラストのクオリティをすぐに高めてくれるものが多いので上達の実感が早いです。
少ない時間で絵のクオリティを上げたい人は、まずはうまく見せるテクニックを覚えてみましょう。
絵を上手く見せる6つのテクニック
イラストをうまく見せるテクニックといっても様々です。
絵を描く人の数だけテクニックがあると思いますが、今回は私がよく使ったり意識したりしているテクニックを6つ厳選したので紹介します。
- 配色を見直す
- 輪郭線を少し太く強調する
- 薄くグラデーションをかける
- 影に色を付ける
- 全体にテクスチャを重ねる
- 後方をぼかす
それぞれイラスト付きで詳しく解説していきます!
テクニック1:上手いイラストは配色が大事
まずはイラストの配色テクニックです。
キャラクターイラストなどの配色を見直すことで劇的に見た目や印象が変わります。いままで適当に色を考えていた人は以下のポイントを意識して配色を見直してみましょう。
- 白黒のほかに、使用する色を3色くらいにする
- 使用する色の系統をそろえる。暖色系や寒色系など
- 少しだけ系統に外れた補色などのアクセントカラーを入れる
配色において色はたくさん使えば良いという訳ではありません。
もちろん、カラフルなキャラクターなどもいますが配色に慣れていない内は使う色をある程度絞ってカラーバランスを整えることをオススメします。
いまいち良い配色が思い浮かばないときは下記の記事で「配色生成サイト」の紹介をしているので是非チェックしてみてください。
テクニック2:輪郭線を強調する
イラストの輪郭線ひとつでも印象が変わります。
キャラクターイラスト全体の輪郭線を太く強調することでイラストのポップな印象が強まり、より魅力が引き立ちます。
特にシルエットの凹凸がはっきりしているイラストほど効果は大きく感じますね。
ポップなイメージが強くなるのでリアル調のイラストには少し合わないテクニックかもしれません。ただし、アメコミのような印象を出したい場合は向いているテクニックだと思います。
テクニック3:うっすらグラデーションをかける
イラストの上から「乗算」などでグラデーションを重ねてみましょう。特にアニメ塗りのような単調な色塗りの場合効果が大きいです。
グラデーションを重ねることで微妙な色の変化や立体感を表現することができるので、結果としてクオリティを高めることにつながります。ポイントは複雑なグラデーションではなく割りと単調なグラデーションを重ねることです。
描いたイラストが平面的で立体感がないな~と悩んでいる方にはぜひ試してほしいテクニックです。
テクニック4:陰に色を付ける
色塗りをするときに影を「乗算」で描きますよね。そのときに「乗算」で塗る影の色が黒とかグレーなどの無彩色を使っている人って多いんじゃないでしょうか。
黒の乗算で影を描くと、物体と影の色相は同じになります。実際の物体と影の色の関係では色相が微妙に異なっているので、影に色をつけることでリアルな色関係を再現することができます。
影に重ねる色を青系統や赤系統の色などに変えてみると絵の見た目が大幅によくなります。
肌などは赤系、衣服などは青系の影色がおすすめです。
影色のテクニックは、うまく見える仕組みが配色テクニックと似ているかもしれないですね。
テクニック5:全体にノイズテクスチャを重ねる
キャンバスなどの紙の質感テクスチャを上から重ねて、イラストにアート感を出すプロのアーティストはたくさんいますね。
完成したイラストにテクスチャを重ねることで複雑さを表現することができます。テクスチャよってイラストの情報量が増すので、絵がより上手く見えるというテクニックです。
わずかな違いですが今回は粒子ノイズテクスチャを「オーバレイレイヤー」で上から重ねています。
普通はテクスチャを「オーバーレイ」や「乗算」で重ねますが、「ピンライト」など様々なレイヤータイプで重ねてみても違った魅力が出て面白いので試してみてください。
テクニック6:ぼかしでピントのずれを再現
キャラクターの立ち絵やバストアップイラスト、背景などさまざまなイラストで使えるテクニックです。
実際の人物写真などをイメージしてもらえばわかりやすいですが、写真でカメラのピントがずれてボケることがよくあります。これをイラストで表現したのがこのテクニックになります。
最近では、ゲームのフォトモードで被写界深度という値がありますが、その機能がまさにこのテクニックです。
ピンぼけ再現は、イラストにリアリティが出るので結果としてクオリティアップにつながります。
テクニックを覚えたらデッサン力も鍛えよう
確かにテクニックを身につければ短期間でイラストの上達が実感できます。
しかしながら、テクニックはイラスト上達において上限のある付加価値みたいなものなのでわりとすぐに上達の限界がやってきます。
やはり、本質から絵がうまくなるにはデッサン力を鍛えることが重要です。
デッサンの時間がとれない人はクロッキーがオススメ
「いやいや、仕事してたらデッサンする時間もないわ~」っていう人も多いと思います。私も仕事のある平日にデッサンなんてしてる余裕正直ないです(笑
時間がないけど、テクニック以外で画力を上げたい人にはクロッキーがマジでオススメです。
紙とペンと10分くらいの時間でカンタンに始めることができます。
まとめ:うまく見せるテクニックでイラスト最速上達!
今回紹介したテクニックのうち、輪郭線の強調以外の5つのテクニックを使って絵をリメイクしてみました。
絵が上手くなるためには描き方を学ぶことが多いと思いますが、上手い絵にみせるテクニックを学ぶことも同じくらい大切です。
今回紹介したテクニックを活用すれば想像以上に速いスピードでイラストの上達が実感できますよ。